ブログで汗が吹き出る。
と書いたので、今回は汗を出す汗腺について少しお話ししようと思います。
暑いとき、運動したときに汗が出ます。それはヒトのからだが熱くなりすぎるのを防ぐため、出した汗を蒸発させることでからだの熱を外に放出させています。
「汗腺」200万~500万個のうち、体温調整のために汗を出す能力を備えているものを「能動汗腺」と言います。
能動汗腺の数は2才ぐらいまでにどのような環境で育ったかによって異なってきます。
たとえば、日本人は230万個の能動汗腺数に対し、気温の低いロシアでは180万個
よく「クーラーで育った子は弱くなる」と言いますが、日本人の能動汗腺230万に対し、2才頃までクーラーをつけて育たせるとロシアで育ったのと同じ条件の子になってしまうため、暑い時に外に出ると日本人の基本能動汗腺数よりも少ないので体温調整ができない状態になってしまいます。
この猛暑日にクーラーをつけずに生活するのは大変なことですが、寒すぎるところで子どもを生活させていると暑さに耐えられない子になってしまうので、熱中症にならないように、暑さに弱い子にならないようにバランスよく過ごすのが望ましいですね。
また、大人になってからでは能動汗腺の数を増やすことはできませんが、鍛えることは可能です。
ちょうど梅雨から夏に変わる今の時期に今まで眠っていた汗腺を開き、詰まりをなくすために入浴でしっかり湯船につかり、汗を出してあげましょう。